寿都町・神恵内村で行われている核ゴミ処分場を作るための調査について、北海道の条例に基づいて調査を進めさせないことを北海道知事へ求める署名活動を行ないました。
2022年10月末までに第1次集約分117,396筆(紙の署名107,259筆、オンライン署名10,137筆)が集まり、2022年11月16日に北海道庁へ提出しました。
2023年3月15日までに第2次集約分39,319筆(紙の署名39,219筆、オンライン署名100筆)が集まり、2023年3月22日に北海道庁へ提出しました。
合計署名数は156,715筆(紙の署名146,478筆 オンライン署名10,237)でした。みなさんのおかげで北海道知事に全道・全国の核ゴミNO! の声を届けることができました。ご協力ありがとうございました。
署名の内容
呼びかけの言葉
── 進めてはいけない! 核ゴミ処分場を作るための調査 ──
鈴木北海道知事に私たちの声を届ける署名にご協力をお願いします
寿都町・神恵内村で行われている核ゴミ(特定放射性廃棄物)処分場を作るための調査を次の段階(概要調査)に進めさせないため、道民、そして全国からの声を鈴木知事に届ける署名を行っています。
2020年の夏に突然、寿都町長と神恵内村長が文献調査受入れの意思があることを表明したとき、私たちは驚きました。受け入れの理由が両町村それぞれに2年で20億円という交付金がもらえるからということ、その後たったの2か月で受け入れが決められてしまったこと、道知事が核ゴミ拒否条例を理由に反対を表明しているのに全く無視されたことにも驚きました。
どうもおかしい。そもそもこの核ゴミ処分の手続きも、その根拠となる最終処分法も、立ちどまって検討しなおす必要があるのではないか。地震が多い日本で、安全に核ゴミを処分できる技術なんて本当にあるのか。農林漁業観光業をはじめ北海道経済への影響はないのか…あまりに多くの疑問にフタをしたまま、いま北海道に核のゴミが押し付けられようとしている。私たちは、そう考えています。
概要調査に進むときに、国は道知事と寿都町長、神恵内村長の意見をきくことになっています。いま、バタバタと文献調査から概要調査へと進行させて、北海道を分からないことだらけ、不安なことだらけの核ゴミ処分の犠牲にしてはならない。未来の子供たちを悲しませるようなことをしてしまってはならない。
鈴木知事に私たちの思いを届けるために、ぜひ署名へのご協力をお願いします。
泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会
代表 市川守弘
核ゴミ拒否条例(北海道における特定放射性廃棄物に関する条例、2000年制定)抜粋
…発電用原子炉の運転に伴って生じた使用済燃料の再処理後に生ずる特定放射性廃棄物は、長期間にわたり人間環境から隔離する必要がある。現時点では、その処分方法の信頼性向上に積極的に取り組んでいるが、処分方法が十分確立されておらず、その試験研究の一層の推進が求められており、その処分方法の試験研究を進める必要がある。
私たちは、健康で文化的な生活を営むため、現在と将来の世代が共有する限りある環境を、将来に引き継ぐ責務を有しており、こうした状況の下では、特定放射性廃棄物の持込みは慎重に対処すべきであり、受け入れ難いことを宣言する。
署名の本文
北海道知事 鈴木直道 様
寿都町・神恵内村で行われている核ゴミ処分場を作るための調査を進めさせないでください
2020年8月に寿都町長と神恵内村長が核ゴミ(特定放射性廃棄物)処分場建設予定地選定のための文献調査受入れを表明して以来、鈴木知事は一貫して、北海道に特定放射性廃棄物を受け入れ難いとする「核抜き道条例」があることを指摘しつつ、調査受入れ反対の意思を表明されています。
核ゴミ処分場が建設されれば、その影響は全北海道に及びます。それなのに国とNUMOが道民の意思を問うことなく、道知事の意向を無視して、交付金というお金の力で処分場建設に向けたプロセスを始めてしまったことに、私たちは憤りを覚えています。法律では今行われている文献調査の先の段階、概要調査に入る前には知事の意見を聞くことになっています。
私たちは、ここに署名をもって、調査を進めることに反対の意思を表明いたします。知事は私たちの思いを受けとめ、道条例に基づいて、核ゴミ処分場を作るための調査を進めさせないでください。
オンライン署名も行いました
署名の結果
紙の署名は2022年5月27日に、オンライン署名は2022年7月13日にスタートしました。2023年3月15日までに以下の数の署名が集まりました。
署名数 合計
- 156,715筆
内訳
- 紙の署名 146,478筆(2022年5月27日スタート)
- オンライン署名 10,237筆(2022年7月13日スタート)
第1次集約の結果
紙の署名は2022年5月27日に、オンライン署名は2022年7月13日にスタートしました。
当初は2022年9月末締切の予定でしたが、10月末まで1ヶ月間締切を延ばし、以下の数の署名が集まりました。
署名数 合計
- 117396筆
内訳
- 紙の署名 107259筆
- オンライン署名 10137筆
第1次集約分の署名は2022年11月16日午前10時半から北海道庁において鈴木直道北海道知事宛てに提出しました。
第2次集約の結果
第1次集約の後、第2次集約締め切りの2023年3月15日までの間に以下の数の署名が集まりました。
署名数 合計
- 39,319筆
内訳
- 紙の署名 39,219筆
- オンライン署名 100筆
第2次集約分は2023年3月22日に北海道庁へ提出しました。
みなさんのおかげで、北海道知事に、全道・全国の核ゴミNO! の声を届けることができました。ご協力いただきありがとうございました。