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2025/9/12 経産省と総合資源エネルギー調査会の特定放射性廃棄物小委員会に対し、論文「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」に関し、特定放射性廃棄物小委員会と地層処分技術WGでの審議を求める要請文を提出

 2025年9月12日、経済産業省と総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会 特定放射性廃棄物小委員会に対し、岡村聡北海道教育大学名誉教授らによる「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」(地質学雑誌,第131巻,第1号,213-222ページ、2025年)に関し、経産省の審議会である特定放射性廃棄物小委員会および地層処分技術WGにおいて審議することを求める要請文を提出しました。

経産省への要請文


2025年9月12日

経済産業大臣 武藤容治様

泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会

代表 市川守弘

 

要請書

 

岡村聡北海道教育大学名誉教授らによる「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」(地質学雑誌,第131巻,第1号,213-222ページ、2025年)に関し、貴省の審議会である特定放射性廃棄物小委員会および地層処分技術WGにおいて審議されることを要請します。

 

 「特定放射性廃棄物の最終処分に関する計画」 (2008年3月閣議決定)では、「第5…機構は、最終処分の実施については最新の知見を十分反映して行うものとする」と定められています。しかし本年7月17日に地質学雑誌に掲載された岡村氏らによる「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」に対し、原子力発電環境整備機構(NUMO)がHP上に公表した「見解」は、わずか18行の簡単なものであり、その内容は徹頭徹尾当該論文を軽んじ、論文のデータと考察を一方的に否定するものでした。

 このNUMOの「見解」には新知見に対する謙虚な姿勢が欠けており、そのような姿勢では、文献調査の結果に大きな影響を与えうる判断を行うことは不可能であると私たちは考えます。また、岡村氏らによる当該論文には、第四紀を示す年代データの拡充、火山の活動中心の評価、近傍の火山「ニセコ・雷電火山群」との相違の三点がしっかりと述べられていると考えます。

 文献調査の正当性に関わる当該論文に関する判断をNUMOだけに行わせることは妥当ではなく、貴省の審議会である特定放射性廃棄物小委員会および地層処分技術WGで十分審議することが、国民の信頼を得てゆくうえで必要なことであると考えます。

 以上の理由から岡村聡北海道教育大学名誉教授らによる学術論文「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」を貴省の審議会である特定放射性廃棄物小委員会および地層処分技術WGにおいて審議されることを要請いたします。なお、お手数ではありますが、この要請文は各委員にご共有いただき、各委員の意見を求めたうえで開催の是非を判断されますよう、ここに求めます。

以上

 

 ご多忙とは存じますが、同封の封筒により、私たちの質問に対する回答を9月25日までにいただけますようお願いいたします。なお、この質問状と貴省からのご回答は一般にも公開いたします。

 

追記:参考にしていただきたく、原子力発電環境整備機構に送付した抗議文を同封いたします。


総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会 特定放射性廃棄物小委員会への要請文


2025年9月12日

総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会 特定放射性廃棄物小委員会

委員長 髙橋 滋 様

泊原発を再稼働させない・核ゴミを持ち込ませない北海道連絡会

代表 市川守弘

 

要請書

 

岡村聡北海道教育大学名誉教授らによる「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」(地質学雑誌,第131巻,第1号,213-222ページ、2025年)に関し、特定放射性廃棄物小委員会および地層処分技術WGにおいて審議されることを要請します。

 

 「特定放射性廃棄物の最終処分に関する計画」 (2008年3月閣議決定)では、「第5…機構は、最終処分の実施については最新の知見を十分反映して行うものとする」と定められています。しかし本年7月17日に地質学雑誌に掲載された岡村氏らによる「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」に対し、原子力発電環境整備機構(NUMO)がHP上に公表した「見解」は、わずか18行の簡単なものであり、その内容は徹頭徹尾当該論文を軽んじ、論文のデータと考察を一方的に否定するものでした。

 このNUMOの「見解」には新知見に対する謙虚な姿勢が欠けており、そのような姿勢では、文献調査の結果に大きな影響を与えうる判断を行うことは不可能であると私たちは考えます。また、岡村氏らによる当該論文には、第四紀を示す年代データの拡充、火山の活動中心の評価、近傍の火山「ニセコ・雷電火山群」との相違の三点がしっかりと述べられていると考えます。

 文献調査の正当性に関わる当該論文に関する判断をNUMOだけに行わせることは妥当ではなく、特定放射性廃棄物小委員会および地層処分技術WGで十分審議することが、国民の信頼を得てゆくうえで必要なことであると考えます。

 以上の理由から岡村聡北海道教育大学名誉教授らによる学術論文「西南北海道,当丸山溶岩と磯谷溶岩のK-Ar年代と岩石記載:寿都町と神恵内村周辺における第四紀火山の認定について」を特定放射性廃棄物小委員会および地層処分技術WGにおいて審議されるよう要請いたします。なお、お手数ではありますが、この要請文は各委員にご共有いただき、各委員の意見を求めたうえで開催の是非を判断されますよう、ここに求めます。

以上

追記:参考にしていただきたく、原子力発電環境整備機構に送付した抗議文を同封いたします。